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海底三百ミリメートル
30cm水槽
セッティング写真

 

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テトラOT-45のストレーナーの加工
 

写真は加工途中で、この後、完全に切り放します。

   
「放蕩流・偽デニ弁当」用のタッパーの加工
 

本体とフタの両端に、合計20個程度の穴を開けました。

   
「放蕩流・偽デニ弁当」に、「テトラ・ナイトレイトマイナス」をセット
 

この後、タッパー一杯にサンゴ砂を詰め、フタをして「放蕩流・偽デニ弁当」の完成。

ただし元祖「デニ弁当」の考案者であるびーのさんからは、
この状態では「弁当」内部の嫌気状態が進みすぎ、
硫化水素が発生する恐れがあるのではないかとの指摘を受けました。

実際にどのような状況になるかは、「30cm水槽立ち上げ記録」で引き続きレポートして行きます。
(2004.01.29)

   
水槽・底面板・フィルター・ヒーター・「偽デニ弁当」のセット
 

「偽デニ弁当」は底面板の上ではなく、底面板の空いたスペースに、並べて置いてあります。
「偽デニ弁当」の下は直接、水槽の底面に接しています。

 

底面板と「テトラOT-45」を接続するホースの接続部分はこんな感じです。
外径が18mm〜19mm程度のホースであれば、
ちょうど上手い具合に、底面板に接続する事が出来ます。

   
セッティングの完成(照明以外)
 

底砂を厚さ5cm程度に敷き、人工海水を満たして、一応のセッティングの完成。
「偽デニ弁当」の上には、うっすらと、「弁当」を隠す程度のサンゴ砂が乗っているだけです。

※注: 私は、今回の水槽の立上げにあたり、外掛けフィルター(OT-45)に、最初からフィルターバッグをセットして立ち上げましたが、実際に立上げを行った結果、フィルターバッグの活性炭に初期のNO2などが吸収され、却って、濾過細菌の繁殖に余分な時間がかかる事態となりました。
そこで、これから立ち上げる場合には、水槽の立ち上げ時にはフィルターバッグをセットせず、完全に底面濾過のための「外部式ポンプ」として外掛けフィルター(OT-45)をしようすることを推奨します。底面濾過に濾過細菌が十分に繁殖して、実際に魚などの生体を収容する際に、フィルターバッグをセットするようにした方が、結果としては濾過の立上げが短時間で出来るのではないかと考えています。
詳細は
「30cm水槽立ち上げ記録」をご覧下さい。(2004.03.24追記)
   
水面の波打つ様子
 

OT-45は水位の設定が適切だと、水面がよく波打ちます。
これが水槽の酸素供給に大きな効果を持ちます。

   
自作のライト
 

13Wの電球型インバーター蛍光灯(白熱灯60Wに相当)を2個、並列させ、
周りを0.3mmのアルミ板で囲ったもの。(蛍光灯は昼光色タイプ)
アルミ板が本体構造となると共に反射板の役割を果たしています。

   
セッティングの完成(照明含む)
 

諸般の事情でリビングにセットし、周りを木の板で囲いましたが、
ライトが思ったよりも熱く、水温が上昇してしまいました。
ライトが点灯していると29〜30℃になってしまうので、
生体を入れる際にはもっと涼しい場所に移動する予定です。

   
バクテリアへの餌やり
 

文字通り何もいない水槽に濾過バクテリアを繁殖させるため、魚の餌を投入します。
何でも良いのですが、海水魚用の餌は高いので、金魚の餌(テトラ・フィン)を使っています。
別に魚の餌でなくても、ご飯の残りでも良いのですが、まあ気分の問題でしょう。
一日一回、写真程度、ほんの一つまみを入れ続けます。

※注: 水槽立上げ初期のバクテリアへの給餌は、この写真の量よりももっと多く、大量に給餌したほうが、濾過の立ち上がりが早い可能性があります。私は、今回の水槽の立上げにあたり、この写真程度の、ごく少量に抑えていましたが、結果、NO2の濃度があまり上がらず、硝化バクテリアの繁殖に時間がかかりました。どうせ水槽に何も生体はいないのですから、最初からもっと大量に給餌して立ち上げる事を推奨します。
詳細は
「30cm水槽立ち上げ記録」をご覧下さい。(2004.03.24追記)
   
立上げ29日後の「苔」の様子(立上げ後29日経過)
 

水槽立上げ29日経過後の「苔」の様子です。
底砂の上とガラス面に、緑色の「コケ」が生えて、だいぶ、目立つようになって来ました。

   
立上げ35日後の「苔」の様子(立上げ後35日経過)
 

水槽立上げ35日経過後の「苔」の様子です。
前回写真から1週間程度でここまで「コケ」が成長しました。
(あんまり嬉しくないですけど…笑)
この間、「苔」掃除は全くしていません。

普通は「茶ゴケ」が出るものですが、今回は「緑ゴケ」が出ました。
おそらく底砂この「緑ゴケ」の胞子(?)が着いていためたか、
「緑ゴケ」が好む栄養分が着いていたためか、
とにかく一度底砂を煮沸消毒でもすべきだったかもしれません。。
(以前はしていたのですが、今回はサボりました。そのバチが当ったようです…(^_^;;。)

「コケ」は水流の良く当るところ、光の良く当るところに生えています。
ただし「茶ゴケ」の後に出てくる硬い「緑ゴケ」とは違って、
「茶ゴケ」同様に柔らかく、すぐ取れそうに見えます。
やはり少し種類が異なるのでしょう。
非常に鮮やかで、毒々しい感じです。

   
ライブロック導入(立上げ後39日経過)
 

「コケ」掃除の後、8割程度の換水。
その後にライブロックを導入し、ヤドカリ4匹投入しました。
スベスベサンゴヤドカリ×1・マダラヨコバサミ×1・サンゴヨコバサミ×2
さすがにコケ掃除をすると、水槽がすっきりして気持ちが良いです。

   
ちびクマ導入(立上げ後42日経過)
 

三百ミリメートル水槽に「ちびクマ」導入。2匹。(^_^)v
特にトラブルなく、元気に泳いでいます。
水槽導入の翌朝には、もうしっかり餌も食べました。

   
ちびクマ(立上げ後43日目)
 

2匹ともイレギュラーバンド。
1匹はお尻の第3ラインの中央部が切れていて、ほとんどありません。
もう1匹は頭部の第1ラインの下側がなくて、
カチューシャとか、もみあげみたいになっています。
この子達はこれからもずっと、我が家で暮らす予定です。
かわいいなー(^_^)。

   
茶ゴケの様子@(立上げ後50日目)
 

換水&コケ掃除したあと、僅か1週間で、ここまで茶ゴケが生えました。
水槽の中が良く見えません。
それでもクマノミには関係なく、元気に泳ぎ、餌を食べています。

   
茶ゴケの様子A(立上げ後56日目)
 

シッタカ4匹を導入後、僅か1週間でここまで水槽が綺麗になりました。
シッタカ探検隊はえらいです(笑)。
上の写真と比べると、底砂も綺麗になりました。(茶ゴケと緑ゴケ)
やはりヤドカリ&シッタカの“生物兵器”に加え、
濾過が安定してきたことの影響も大きいのでしょう。

   
子供部屋へ「三百ミリメートル水槽」を移動(立上げ後71日目)
 

「三百ミリメートル水槽」を移動しました。
北向の子供部屋の窓際、出窓部分です。
本来、窓際は温度変化が激しい場所なので、
水槽のセッティングには向かないばしょですが、
まあ寒い場所なのでよいでしょう。

   
採集したサンゴイソギンを導入(立上げ後105日目)
 

三浦半島へ行って、サンゴイソギンを採集してきました。
本当はもっと大きな個体が欲しかったのですが、
採れませんでしたので(^_^ゞ、
口盤の直径が5cm程度の小さな個体を3つ、水槽に入れました。
それでもちびクマたちもすぐにイソギンに入り、良い感じです。
(上の写真=71日目とは、LRの位置も移動しています。)

でも、この子たちが健康に暮らしていけるように、
本当はここから先が、この「三百メートル水槽」の正念場です。

   
悩めるスベスベサンゴヤドカリ?(立上げ後106日目)
 

イソギンを導入した翌日、水槽を見て笑いました。
3個体のうちの1体が、
スベスベサンゴヤドカリの背負っている貝殻に張り付いてしまったのです。
で、スベスベが移動するたびに、イソギンもあっちこっちへゆらゆら…(笑)。
スベスベの方も急に“お家”が重くなって、なにかと大変そうです。
写真は空の貝殻を見つめて、引越しを検討中(?)のスベスベ。
こっちもお引越ししてくれると安心なんだけどねぇ…(^_^;;。

   
新しいサンゴイソギンを導入(立上げ後235日目)
 

夏の間の高水温の影響でしょうか(?)、
5月に導入したサンゴイソギンがすっかり白化してしまい、
縮んでしまったので、
再び同じ場所からサンゴイソギンを採集して、
水槽に導入しました。
(今回は比較的大ぶりなものが取れたので、1つだけ。)

ちなみに、5月に導入したイソギンも、
小さくなりながらも、まだ全て、ちゃんと生きています。
昨年〜今年に掛けてのメイン水槽の様子を見ると、
白化して縮んだイソギンも冬場には褐虫藻が復活して、再び大きくなり、
2年目には白化も縮小もしないようになる可能性があります。
この「三百ミリ水槽」ではどうなるでしょうか。
結果は来年ですね(笑)。。

 

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