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放蕩見聞録・水族館篇 [2]
新江ノ島水族館

 

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基本情報 (2004.11記入)
 
  所在地 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2−19−1
  アクセス
  • 小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩3分
  • 江ノ島電鉄「江ノ島」駅から徒歩10分。
  • 湘南モノレール「湘南江ノ島」駅から徒歩10分
  電話番号 0466-29-9960(代表)
  営業時間 9:00〜17:00(7/17〜8/3は、19:00〜18:00)
  定休日 年中無休
  入場料金 2,000円(中学生以上)/1,000円(小学生)/600円(幼児・3才以上)
  公式サイト http://www.enosui.com/index.html
   
独断と偏見による概要
 
  • 1954年(昭和29年・ゴジラの生まれた年!)に、近代的水族館の第1号としてオープンした「江ノ島水族館」が、50年ぶりの全面リニューアルによって生まれ変わった水族館です。(リニューアル・オープンは、2004年04月)
  • 一般の方々にとって江ノ島水族館の“顔”と言えば、日本でただ一頭のオスのミナミゾウアザラシ、「みなぞう」くんでしょう。
    大きな体につぶらな瞳。正直、ブサイクとも思いますが、なぜか「かわいい〜!」と感じてしまう(^_^;;、人気者です。
  • しか〜し、ダイバー、そしてアクアリストとしての立場からの最大の注目は、相模湾大水槽の中のイワシの群泳ではないでしょうか。イワシは非常に弱く、長期間飼育するのが難しい魚ですが、そのイワシをこの水槽のように大量に、そして他の魚との混泳の状況で群泳させているのは、少なくとも私はこれまで、他所で見たことがありません。他の魚に追われて(?)、刻々と姿を変えるイワシの群れは、どれほど長く見ていても見飽きることはないと思います。
    ジンベイザメやマンタのような大きな魚ではありませんから、一見すると地味に見えますが、中々どうして、“通好み”の展示だと思いました。
  • その他、私が行った時(2004.11)には、タッチプールでネコザメに触られてくれました。水族館のタッチプールというとヒトデやウニ程度が多いと思うのですが、サメに触らせてくれるというのは魅力的ではありませんか?常にサメなのかどうかはわかりませんが、新江ノ島水族館に言ったら是非、タッチプールにも行ってみましょう。
   
写真で紹介
 
エントランスです。
旧水族館とは国道134号線の反対側(海側)にあります。
この日(2004年11月)は、「みなぞう強化月間」ということで(←なんじゃ、そりゃ?)、みなぞうくんの「鼻型」をつけて入場すると、オリジナルの缶バッヂがもらえるということでした。
恥かしがる子供に無理やり(^_^;;、「鼻型」を付けさせて入場です。

しかし、これ、親子3人ともつけていたら、缶バッヂ3つ、もらえたのかなあ…。
新しい“呼び物”の「相模湾大水槽」です。
ここは館内の中央部、水槽の正面部分になります。
中層の大きな魚は「シノノメサカタザメ」とか。2〜3mでしょうか。

左上、右下はアジの群れ。左下側にイワシの群れが見えます。
同じ水槽です。
館内入り口のすぐ脇が同じ「相模湾大水槽」の“浅瀬”の部分になります。実は館内中央の水槽正面よりも手前の、この浅瀬部分の方が、見ていて面白いです。

ウチの子供の左奥側にイワシの群れが見えますね。実際に水族館で見ると、鱗がキラキラと光って綺麗です。

でもあの弱いイワシをどうやってキープしているのでしょう。飼育員の人に聞いてみればよかったなあ…
同じ水槽。

半ドーム型の部分があって、下から魚を見上げて見ることが出来ます。しかし最近、この“手”の展示は珍しくないんだよなあ…。
以前の「江ノ島水族館」には、1993年(H5年)に日本で初めて導入された「モナコ水槽」(モナコ式バランスドアクアリウム)があったのですが、なくなっていました。代わりの(?)サンゴ水槽。ソフトコーラルが多かったです。
江ノ島水族館は「相模湾の海」にこだわるのがコンセプトの一つだそうで、メインのコーナーとは言えません。
アシカ(オタリア)のショー。

以前の「江ノ島水族館」は海獣類の飼育に力を入れていて、そこが特色のひとつでしたが、「新江ノ島水族館」では海獣飼育の規模は縮小されています。そこは少し残念。以前の「海のどうぶつえん」が大好きでしたが…。

しかし、ショーのレベルは高いです。
イルカのジャンプ。
鴨川シーワールドでも、同じように、シャチがトレーナーの方を空中に跳ね上げますね。迫力があります。
5頭一度にジャンプ。
以前の水族館の「マリンランド」でのショーよりも、水槽と観客席の距離が近いので、迫力があります。ウチの奥さんのリクエストで、このイルカのショーを2回、見ました(^_^;;。

ただし、「水が掛かります。」と注意される辺りには、マジに水が掛かります(^_^;;。
タカをくくって座席を移動しなかったカップルのお二人、ザマーミロ! お気の毒でした(笑)。
「みなぞう」くんです。
ミナミゾウアザラシのオスは日本でただ一頭。お嫁さん募集中だそうな。
でっかいねぇ。
2005年10月04日、みなぞうくんは急逝しました。バケツを抱えた姿は、もう見ることが出来ません。
大変残念です。冥福を祈ります。合掌。
バケツを抱えてアッカンベェ〜!
「みなぞう強化月間」ということで、特別に「みなぞう」の鼻に触らせてくれました。2人だけ。
ウチの子供は落選…(^_^;;。そうと知っていりゃ、もっと前に出てたのになあ(笑)。

勢い良く手をあげた割には、間近に見る「みなぞう」くんの大きさに、子供たちも少々ビビッてます(^_^;;。でも「みなぞうくん」は全然平気。すごく大人しかったです。
水中の様子も見ることが出来ます。
奥にいるのは同居のゴマフアザラシ。“ゴマちゃん”の慣れの果てですな。
カメもいます。多分アカウミガメ。

ところで、アオウミガメは外見が青いから「アオ」なのではなくて、中の肉が青いから「アオ」だって、知ってました?
タッチプール。ネコザメに触れます。

私もダイビング中に寝ているネコザメに触った事はありますが、水族館で触らせてもらったのは初めてです。サメにしても決して嬉しいはずはないのですが、慣れているんでしょうねぇ…。大人しいものです。
多分誰も注目していないのですが、館内のあちこちに面白いことが書いてあります。
「命をいただくから『いただきます』と言う。」
あれ?どこかで聞いたような…(^_^;;。
「クラゲファンタジーホール」の中のプレート。
“よぶんな進化”って、良いこと言いますよねぇ。賛成です。
1日たっぷり遊びました。
午後5時の閉館は早いと思うけど、11月の下旬では、もう外も真っ暗なんですね。
でも満足するまで見ていたら、1日では足りないと思いました(^_^;;。
ある意味“街中の水族館”なんだから、もう少し遅くまで開いていてくれると良いのですが…。
   

〜 ちょっと番外編 (2004.01.12.追記) 〜

この日、「みなぞう強化月間」ということで、クイズに応募したところ、運良く当選したとのことで、後日、景品の「みなぞうストラップ」が送られてきました。ラッキー!
中々、かわいいです。
ちゃんとバケツも持ってます(^_^;;。

アップ。
実物より、可愛さも2割アップかな(笑)。
   
まとめてひとこと
 
  • 大水槽の中でのイワシの群泳はすごい!えらい!!
  • みなぞうくんはかわいい!飼いたい。でも家の中に入らない(泣)。
  • 旧江ノ島水族館にあった「モナコ水槽」はどこへ行ったんだあ?(カーリーだらけだったけど…(^_^;;)
  • クラゲの展示も今ではそんなに珍しくはなくなっちゃったな。
  • 「みなぞう」くんの先輩だったミナミゾウアザラシ、「大吉」や「お宮」の剥製も撤去されて、またひとつ“昭和”が遠ざかっていく…。

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