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放蕩見聞録・水族館篇 [8]
伊豆・三津シーパラダイス

 

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基本情報 (2006.01記入)
 
  所在地 〒410-0224 静岡県沼津市内浦長浜3−1
  アクセス
  • JR三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換え、伊豆長岡駅からタクシーで15分/バスで20分
  • 東名高速道路沼津I.C.から国道136号線・伊豆中央道(伊豆長岡I.C.)経由で25km
  電話番号 055-943-2331
  営業時間 09:00〜17:00
※最終入館は閉園の1時間前で終了
  定休日 年間無休
  入場料金 1,900円(高校生以上)/950円(4才〜小中学生)
※インターネット割引券あり
  公式サイト http://www.seapara.jp/
   
独断と偏見による概要
 
  • このWEBサイトをご覧の方で、「伊豆・三津シーパラダイス」の名前を知っている人はどれくらいいらっしゃるでしょうか?あんまりいないと思うんですよねぇ…。しかもその中で、行ったことがあると言う人はいったい…(^_^;;。
    ただ、先に言っておきますが、「伊豆・三津シーパラダイス」はそんな、“田舎の面白くもない水族館”ではありません。少なくとも、日本の海棲哺乳類飼育の歴史の中では避けて通ることの出来ない水族館のひとつです。
  • 1930年の開館当初から、日本で初めてバンドウイルカの飼育に成功、その後、1934年にはジンベイザメ、1977年にはセイウチ、1982年にはラッコと、様々な「日本初」の飼育記録を持っています。
    (ラッコ飼育の“日本初”は三重県の「鳥羽水族館」だと思っている人が多いと思いますが、実はそれは間違い。「伊豆・三津シーパラダイス」の方が本当の“日本初”なんですよ。証拠は→こちら
  • とは言え、現在の「伊豆・三津シーパラダイス」と、ここ10数年程度の間に次々とオープンした新しい巨大水族館とを比べれば、若干見劣りするのは致し方ないところ(^_^;;。
    それでも天然の入り江を仕切って作ったイルカやシャチ、オットセイのプールは、気持ちの良い眺めを見せてくれますし、歴史のある「海獣ショー」のクオリティはトップクラス。何しろあの「八景島シーパラダイス」のイルカたちも、元々はこの「伊豆・三津シーパラダイス」にいたイルカたちなんですから。
    新しい有名水族館と比べても、「ショーのクオリティはNo.1」という人もいます。
  • ただ、やはり観光地の水族館ではあって、ショー中心で魚類の展示説明などが若干、貧弱なところが残念な部分。魚類展示にももう少し、手間・ひま・お金を掛けてもらえると嬉しいんですけどねぇ…(^_^;;。
   
写真で紹介(2005.09訪問)
 
はい、伊豆・三津シーパラダイスです。「三津」は「みと」と読みます(笑)。

沼津の市街地から大瀬崎方面に向かうと、内浦湾に沿って「三津シーパラダイス」の正面入り口が現れます。

入り口は「水族館」というよりも、観光地の大きな土産物屋かドライブインみたいな感じなんですが(いや、実際、出入り口は土産物屋になっているんですが…苦笑)、立派な水族館です。
2005年は、「伊豆・三津シーパラダイス」の前身「中ノ島水族館」が日本で初めてバンドウイルカの飼育を始めてから75周年ということで、正面入り口に大きな看板が掲げられていました。
現在の「伊豆・三津シーパラダイス」と同様、内浦湾の入り江を柵で囲った中で飼育していたそうですが、それにしても長い歴史ですね。
で、入り口の土産物屋の奥にある水族館入り口を入ると、魚類進化の歴史をたどったレリーフが飾られたスロープがお出迎え。入り口は2Fの高さにあって、徐々に下に下りて行くんですね。

既に20年くらい前にはこのスロープがありましたが、子供の頃の恐竜などの化石に対する憧れを刺激されて、個人的には中々、お気に入りのエントランスです。
スロープを降りると最初のコーナーが「海獣の国」。
ゴマフアザラシやら、セイウチやらがいます。
2005年に「直立」と言えばレッサーパンダの「風太くん」でしたが、こちらではアザラシが直立(^_^;;。
ついでにウチの子供も並んで直立(^_^;;。
(おへそが見えるゾ〜!笑)
「海獣の国」の奥にはすぐ「魚の国」。「駿河湾の魚たち」の水槽には、サクラダイなどが泳いでいました。

最近の水族館の「大水槽」に比べると小さなものに見えますが、これでも、この水族館の魚水槽の中では、1〜2を争う大きさです(^_^;;。
「駿河湾の魚たち」の水槽の横には大瀬崎から富士山を眺める大きな写真パネルが飾ってありました。
そのパネルの下に、水槽上部が開放された水槽があり、「何がいるのかなあ?」と思って覗いてみると…
さて、この放射状の物体は何でしょう?

・・・・・・・・・

答えは「クモヒトデ」(^_^;;。
砂の中に潜っているんですね。クモヒトデの左斜め上には、同じく砂に潜ったキュウセンの腹が見えています。

クモヒトデだのキュウセンだのと、めちゃめちゃ地味〜な水槽なんですが(^_^;;、そこがまたいかにも「駿河湾・地元」という感じで、ちょっと面白かったです。
実際のところ、大瀬崎の湾内なんか、潜ってもまあ地味なものですしね。近場の海に潜って楽しむのには、それなりの観察力も必要とされるわけです(笑)。
「駿河湾の魚たち」の水槽の後には、やや小ぶりの水槽が並びます。水槽の上には飼育生体の写真と説明。

と、一見、そこまでは普通なんですが、水槽上部の大きな電飾パネル(コルトン)の説明と、水槽の中の飼育生体とが合致していないんですよねぇ…(^_^;;。
ちょっと「ありゃ?」と思うところはあります(苦笑)。
こちらは通路に沿って配置された独立水槽にいた「ホシノエソ」。
どうってことない魚なのですが、給餌直後だったのでしょうか。めちゃめちゃ太っている個体がいました。デブっちょでちょっと可愛いでしょ?(笑)
これはアツモリウオ。
2005年はNHKの大河ドラマが「義経」でしたから、アツモリウオも人気だったんですかねぇ…(^_^;;。

ちなみに、「アツモリウオ」というネーミングは、その姿形を赤い鎧をまとった平家の若き公達・平敦盛に見立てたらしいのですが、その敦盛を討った源氏方の武将、熊谷次郎直実の名を取った「クマガイウオ」という魚もいるらしいですな。この「敦盛最期」の場面は「平家物語」の中でも最も有名で“泣かせる”場面なので、ご興味のある方は是非、Googleなどでお調べ下さい。
僅か16才で討たれた敦盛の魂が魚に乗り移り…。というところですかねぇ…。
チンアナゴとニシキアナゴ。グレーの地に黒い小さな斑点があるのがチンアナゴで、白と黄色(?)の横縞がニシキアナゴです。

ずーっと昔、サンシャインの水族館でチンアナゴの展示を始めた頃には、チンアナゴの展示自体、非常に珍しいものだったと記憶していますが、今ではそのノウハウが広く共有され、あちこちの水族館で見られるようになりましたね。ダイビング中に自然の海で観察するのは依然として難しいですが…(苦笑)。
「魚の国」の最後のコーナーは「南の海の魚たち」。魚水槽としてはこの水槽が最大でしょうか。
ツバメウオが群れていたりして、それなりに見ごたえのある水槽なのですが、水深が浅い(=水槽の高さが低い)ためか、割に狭苦しい感じです。

それに「南の海」と言う割には、水槽の中はゴロタ石で、この景色じゃ伊豆の海でんがな(笑)。
少し珍しい(?)サンゴが展示されていました。マルヅツハナガサミドリイシ。
高知県以南の温帯域に棲息するミドリイシ(枝状のサンゴの仲間)で、沖縄などの熱帯・亜熱帯域には少ないのだそうです。スカシテンジクダイの群れと一緒に飼育されていました。
南の海で見かけるミドリイシの仲間に比べると枝振りがやや細長い感じがしますが、種の違いなのか飼育条件の違いなのか…。判断が難しいところですね(^_^;;。

クマノミ(いわゆる“並クマ”)とサンゴイソギンの水槽です。中に産卵しているペアがいて、クマノミの卵塊もありましたが、何の説明もありませんでした。
たまたま通りかかった親子連れに「クマノミの卵がありますよ。」と教えてあげましたが、そういうところ、簡単な説明を加えるだけで見学者の興味・関心も変わると思うのですが…。ちょっと残念なところです。
「魚の国」を出るとそこが「なかよしプール」。
イルカなどとの触れ合いを楽しめるプールであるはずですが、我々が行った日にはお休みでした。

「なかよしプール」がお休みだったためなのか(?)、奥のイルカプールで、ゴムボートの上からイルカにタッチ出来るイベントを開催していました。
このイベント、水族館で配布しているパンフレットにも掲載されていなくて、公式WEBサイトのみでの案内。事前に予約が必要なので、当日、「えー。知らなかった。」という人も沢山いたようです。

この他にも季節ごとに色々な季節限定イベントが企画され、WEBサイト上で紹介されていますので、「伊豆・三津シーパラダイス」に行きたいと思ったら、是非、事前に公式サイトをチェックしておくことをお勧めします。
ボートの上はこんな感じ。ショーの合間に、イルカのショープールに浮かべたボートに、イルカたちが寄って来てくれます。

この日は申し込みが遅れたので、我々親子は結局、定員オーバーで参加出来なかったのですが、ちょっと楽しそうですよね(^_^;;。
いいなあ(笑)。

で、同じプールで行われるイルカのショー。
実はちゃんとした観客席から見るよりも、反対側の通路で見た方が良く見えるのではないか?という説もあります(^_^;;。

この水族館のショーは、イルカやアシカも含め、何名かのトレーナーの方がMCも持ち回りでやっていらっしゃるようなのですが、動物たちのパフォーマンスが素晴らしいのはさておき、MCのトークがまた面白いのです。

と言っても、きっちりした台本に基づいてショーアップされているという感じではなくて、むしろ反対(^_^;;。動物たちに友達のように話しかけつつ、時には思い通りにならないことに愚痴をこぼしたりしながら、いわば「東京コミックショー」的な、ゆる〜いノリで(^_^;;、ショーが進んで行きます。

んで、こちらがその「ゆる〜いノリ」の真骨頂(爆)、シャチのアスカ(19才・メス)の「フィーディングタイム」。

聞くところによると、かつてはヤマトという名の芸達者なオスのシャチがいて、その時にはきちんと「ショータイム」としていたらしいのですが、そのヤマトが死んでしまって以来、
「ご機嫌が良ければジャンプしてくれるんですけどねぇ…。今日はどうかな?お〜い、アスカ。どう?やる?」
てなノリ(爆)。
それで「ショータイム」ではなく、「フィーディングタイム」なようです(^_^;;。

(ちなみに、この日はトレーナーさんの制止を振り切って?、3回も余計にシャンプしてましたけど(^_^;;)
でもね〜、エサを与えながら、シャチの体のつくりや生態をじっくりと説明してくれるので、中途半端にショーアップされた水族館のイルカショーなんかより、よっぽど楽しめましたよ。
(中には変に「ミュージカル仕立て」なんかにしちゃって、見ているのが痛々しいような水族館もありますからねぇ…(^_^;;)

ちなみに、イルカやシャチが獲物を丸呑みするのは、その方が餌の塩分濃度が低いからなんですって。下手に餌を噛み砕くと海水と混じってしまって、塩分が濃くなってしまうそうな。

ね?勉強になるでしょ?
少なくとも私は、すっごい楽しかったですよ(笑)。
こちらは水族館棟の横にある「海獣の広場」でのショー。「海獣の広場」ですが、イルカも出てきます(^_^;;。「イルカの海」よりも狭いのですが、その分、プールと客席の距離が近く、イルカのジャンプなどにも、却って迫力を感じます。

ちなみに、ジャンプしているイルカの後ろ側に見えているのが、このページの上の方でご紹介した化石風レリーフのあるスロープ(水族館入り口)ですね。

全くの余談ですが、今、ポールを持っている丸顔の女性トレーナーさんのMC、ちょっとやんちゃな雰囲気が出ていて面白いです。(昔ヤンキーだったんじゃないかなぁ…。って感じ(^_^;;)

動物たちも芸をしているのですが、トレーナーさんたちのトークも、ある種の“芸”の領域ですよね(笑)。
名物、イルカとPK対決(笑)。お客さんから数名が選抜されて、イルカとPK対決します。

キーパーが女性や小さなお子さんの時にはヘディングで優しいシュート。大人の男性の時には尾ビレで全速力のシュートと、使い分けてくれます(^_^;;。
でも尾ビレでマジにボールを蹴られたら、本職の選手でも止められませんぜ。
(しかも濡れるしね。爆)
続いてアシカショー。

なんかねー、まあ「演技」だと分かっちゃいるんですが、トレーナーのお姉さんとアシカと、ホントに仲良さそうに見えるんですよ(四十過ぎた男の言うことじゃないんですが。爆)

優しそうなトレーナーさんと踊ったり、ひざまくらしてもらったり、ほっぺにチューしたりします。
(いいなー…。爆)

アシカショーも色々な水族館で見て来ましたが、アシカショーに限らず、ホントにショーのクオリティは高いです。
最後、トドのショー。こちらはトドのワン君。

トドは体も大きいですし、気も荒いので、ショーには向かない動物なのだそうですが、若いトレーナーさんとの呼吸もぴったりで、歌(?)を歌ったり、プールに飛び込んだり、色々な芸を見せてくれます。

「海獣の国」でのショーは、最初のカマイルカ、次のカリフォルニア・アシカ、最後にトド、と、3種類の海獣が次々と出て来て、トータル40分。たっぷりと楽しめます。
  こちらはイルカのショープールの裏側の「繁殖プール」。
このプールの奥側が「オットセイの海」。右手奥の坂の上には「ラッコ館」が建っているのが見えます。写真の手前側は桟橋になっていて、三津の湾内めぐりの遊覧船が発着します。
  繁殖プールでイルカの訓練中。
先ほどシャチのアスカの「フィーディングタイム」で説明をしてくれたトレーナーさんが、他の人と一緒にイルカのトレーニングをしていました。

この水族館に限りませんが、トレーニング中の様子を見学するのは、いわゆる「ショータイム」とは違って、また面白いものですよね。
  こちらは「オットセイの海」。こうして見ると本当に、普通に入り江を区切っただけのプール(?)ですね(^_^;;。
トレーナーさんが餌を投げ与えると、すごい勢いで奪い合っていました。

この水族館では水産庁遠洋水産研究所と協力して、国際保護動物であるキタオットセイの生態を研究しているのだそうです。毎年、このプールの中で繁殖して、子供も生まれているんですよ。
  で、これがその、キタオットセイの赤ちゃん。まだフニャフニャ。(死体じゃありませんよ。笑)

2005年の7月生まれで、この時には生後2ヶ月程度。まだお母さんのおっぱいを飲んでいるらしく、餌の奪い合いには参加していませんでした。
(つーか、あの餌の奪い合いの中に放り込まれたら、それで死ぬわな。苦笑)
餌を食べ終わって満足したのか、プールの中に係留してあったボートに登って威張ってるヤツ発見(笑)。
このボートの右側、ネットの向こう側がイルカの繁殖プールです。
「ラッコ館」内部のラッコ水槽。「ラッコ館」の中には他にペンギン(キングペンギン)も展示されています。(“寒いつながり”でしょうかね。笑)
でもラッコの動きが早すぎて、写真を撮ってもブレブレなんですよねぇ…(苦笑)。

ちなみに、この時は給餌後の時間帯で、長い排水ホースを使ってプールの底のゴミを吸い取っていました。
  飼育ラッコ水槽の向かい側には、1982年、日本で初めてされたラッコの「ウィリー」の剥製が展示してありました。

1993年に死ぬまでの11年間に28頭の子供を残した「日本一のお父さんラッコ」だそうで、日本の水族館のあちこちに、このウィリーの子供がいるそうです。ラッコも今ではそんなに珍しいと思わないようになりましたが、それはこのウィリーが頑張ったお陰でしょうかね(^_^;;。

ラッコというと、1983年に鳥羽水族館で飼育が始まったことがTBSの「わくわく動物ランド」で大きく取り上げられたために、「日本で始めてラッコを飼育したのは鳥羽水族館」という誤解がありますが、そりゃ大間違い。
だって私は1982年にラッコが初めて「伊豆・三津シーパラダイス」に来た時に、わざわざ見に行ったんですから(笑)。
「ウィリー」の剥製の横には「中ノ島水族館」の時代からの「伊豆・三津シーパラダイス」の歴史を紹介したパネルが展示されています。

この写真、ガラスの映り込みで少々分かりにくいのですが、何か写っているか分かります?

実はジンベイザメ。しかも和船の手前側、ジンベイザメの上に、人間が裸で座っているのです!

もちろん戦前の写真なのですが、凄いですよね。今では考えられません(^_^;;。

この他、1938年に日本で初めてミンククジラの飼育に成功、1974年に日本初の女性トレーナーなど、本当に、日本の水族館、あるいは海棲大型動物飼育の歴史を作って来た水族館だと言えます。
こちらは三津の湾内めぐりの遊覧船「龍宮丸」。「イルカ繁殖プール」の横の桟橋を発着します。
料金は水族館の入場料とは別に、大人700円、子供
350円が必要ですが、「入場&乗船セット券」というのがあって、こちらは大人が2,000円ですから、最初から船に乗るつもりなら、セット券はかなりお得です。

湾内めぐりの時間は20分程度のものですから、ここで一日遊ぶつもりなら、最初からセット券を購入した方が良いんじゃないですかね。
(って、別にシーパラダイスの“回し者”じゃないんですが…(^_^;;)
三津湾内めぐりの遊覧船上にて。

内浦湾は駿河湾の最奥部にありますので、非常に波静かな、穏やかな海です。
沢山の養殖生簀が浮かんでいる湾内を進み、近くの淡島の横を通って、また水族館横の桟橋に戻って来ます。

淡島には「淡島マリンパーク」というレジャー施設(?)があり、その中にも水族館があるそうですので、今度は一日、淡島に遊びに行きたいですね。
(何しろ私の性格上、1日に2ヶ所、遊びに行くのは難しいものですから…(^_^;;)
内浦湾の海上から、湾内最奥部に建つ「伊豆・三津シーパラダイス」を眺めます。
少し分かりにくいですが、手前左側がイルカやシャチのショープール、右奥側が繁殖プール、その上にラッコ館があります。

一日遊んで日が暮れて、ショープールのスタンドからもお客さんの姿が消えました。
静かな時間。

「伊豆・三津シーパラダイス」が建っている内浦湾は西に向かって開けた入り江で、夕日が美しく見えます。日没間近のこの時間の「伊豆・三津シーパラダイス」が、私は一番好きです。

〜 ちょっと番外編 〜

「伊豆・三津シーパラダイス」の第二駐車場のすぐ向かい、内浦湾に面して立つ老舗旅館、「安田屋」さんです。

創業明治20年で、その建物が国登録有形文化財に指定されているほどの歴史ある旅館ですが、中でも終戦直後に太宰治が滞在し、『斜陽』を執筆したことで有名です。太宰が滞在した部屋に、今でも宿泊できるのだそうですよ。
(ま、もちろん、私は泊まったことはありませんけどね(^_^;;)
   
まとめてひとこと
 
  • 意外な場所の「日本初」連発!一見地味だが、中身は実力派。
    「伊豆・三津シーパラダイス」を見逃しては、水族館の“通”とは言えないゾ(笑)。
  • ノリはゆるいが芸はプロ。さすがに歴史を感じさせるショーは必見!
  • 実は筆者の学生時代、ちょこちょこデートに通った場所(^_^;;。日没間際の雰囲気は中々です。
  • 最近の巨大水族館とは一味違った、渋い“味わい”を楽しんで下さい(笑)。

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