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駄作の蛇足

(海の王様)

 

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「王様って、何をする人なのかなあ。」と思うんですね。まあ「政治家」や「社長」でも良いんですけれども。
「権力」を持つと、人間は必ず、何かをしたがるものです。でもそれはしばしば、「何かのために権力を使う」のじゃなくて、「権力を使うために何かをする」ものだったりしますよね。

「権力は腐敗する。絶対権力は絶対に腐敗する。」

とか何とか、言った人(アクトン「自由の歴史」1907)もいたようですが、私に言わせれば「権力が腐敗する」じゃなくて、「権力は腐敗である」と言った方が良い気がします。権力を持つ事自体が既に人間としてダメ!ってことね(笑)。

で、結局、人間と言うのは、他人から頭を下げられるような肩書きが付いた時にはよっぽど気を付けなくちゃいかんな、と思うわけです。固有名詞(例えば「〇〇さん」とか、「〇〇くん」とか)で呼ばれなくなって、肩書きだけで呼ばれる(例えば「部長!」とか、「課長!」でも良いんですが)ようになったら、それだけでもう、人間としては危ない。少なくとも「〇〇!」と呼び捨てにされている時に比べたら、自分自身が成長するチャンスはずっと減っているはずですからね。

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