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駄作の蛇足

(お天道様と海老)

 

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水槽で何種類かのエビを飼っていますが、幼生(=エビの子供)をお腹の下から放出するのは、必ず夜間、水槽が暗くなってからです。クマノミの稚魚の孵化なども同じ。必ず暗くなってから。それは夜間の方がやはり、捕食者が少なくて、産まれたばかりの子供たちが食べられてしまう危険性が少ないからだと思われます。

ただ実際には、エビが自分で産んだ子供を自分で食べてしまう事はありません。多分、幼生の放出のタイミングに合わせて、エビの食欲を抑制するような仕組みがあるのでしょう。同種同士でも他の個体が放出した幼生なら大喜びで食べますから、別に「共食いをしない」というわけではないのですが。

子供に「なぜ?」と訊かれたら「いや、それはね。昔、エビがものすごくお腹が空いて…」と、話して聞かせてあげて下さい(←ウソ。笑)。

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