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駄作の蛇足

(二匹の魚)

 

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最初にこのお話を読んだ私の妻が、横目で私を見ながら言いました。
「あなたは怠け者の魚の方よね。」
「…。」

私がどちらに属するのかは置いておくとしても(笑)、実は私は学生時代、お金がなくて貧乏暮しをしていた時に回りの人間を見ていて、全ての人間はたった2種類に分けられるのではないかと考えていました。一方は、お金がなくてお腹が空いた時に「では、アルバイトをしてお金を稼ごう。」と思う人間で、もう一方は「では、なるべくお腹が空かないように寝てしまおう。」と思う人間です。

今の世の中はひたすら、前者の人間が誉めそやされているように思うんですが、世の中にはきっと、後者の人間も必要なんですよ。私はそう思いたいです。それが私の希望です(苦笑)。

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