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素人の素人による素人のための八重山民謡ガイド[6] 無蔵念仏節・無蔵念仏口説 |
2004.05.04 UP
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実際に先生に習っているわけでもありませんし、沢山の本を読んだわけでもないので、
本来、とても他人様に八重山民謡を解説できるほどの知識は持たない私ですが、
もちろん私よりももっと知らない人もいるわけで、そういう方のために、
私が知っている限りの知識で八重山民謡の紹介をします。
これから八重山民謡を聞いてみようという時に、少しは参考にしてもらえるとありがたいです。
でも所詮素人の聞きかじりなので、かなりの間違いや思い違いがあると思いますが、
そんな時は堪忍して下さいね。
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沖縄のお盆と言うと、大小の太鼓を使った、勇壮な「エイサー」を思い出す人も多いと思います。しかしエイサーが盛んなのは沖縄の中でも特に沖縄本島地方の中部に限られていて、八重山のお盆行事と言えば「アンガマ」ということになります。その「アンガマ」の際に「座開き」として唄われるのが、この「無蔵念仏節」と「無蔵念仏口説」です。 もともとはヤマトで生まれた念仏歌が沖縄に伝わり、唄われていたそうですが、それを登野城(石垣島)の役人であった宮良善勝が首里に出仕した際(1800年)に覚え、八重山に伝えたものだそうです。そういえば歌詞も「ウチナー口(ぐち)」、「ヤイマ口(ぐち)」ではなく、「ヤマト口(ぐち)」がベースになっているようですね。
「無蔵念仏口説」はこの後、五十八節まで続くとか(^_^;;。
※追記 ※追記2 (2008.02.17)
情報提供して下さいましたのは、実際に八重山古典の勉強をしていらっしゃって、ご自身も「ニンブチャーに以前から強い思い入れが」あると仰る、nube-maさん。ありがとうございましたm(_*_)m。 |
※ なお、八重山民謡の曲名や読み方の表記は、人により、CDにより、楽譜(工工四)により、必ずしも統一されていないのが現状です。
このページで採用している表記以外の表記も多いと思いますが、ご容赦下さい。
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