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様々な動物を飼育したり、植物を育てたりすることは、
子供たちにとってばかりではなく、大人たちにとっても、
極めて有意義であると、弊サイトは考えます。

それぞれに異なる性質や生態を持つ動植物を、
出来るだけ健全に、出来るだけ長く飼育したり育成したりしようと努力する中で、
子供たちも大人たちも、
人間とは違う、それらの生き物の生態の不思議を知ることが出来るでしょうし、
同時に、我々人間も含めた生物全体を包み込む自然環境の多様さや、
その素晴らしさに気付くことでしょう。


一方、現在のわが国の市場では、
「経済活動の自由」という“錦の御旗”の下に、
様々な生き物(動植物)が、無生物の工業製品等と同様、
バーコード付きの“パッケージグッズ”として扱われ、流通するようになっています。
スーパーの「玩具」売り場でカブトムシなどが売られているのは見慣れた光景になりましたし、
最近では昆虫ばかりではなく、オカヤドカリや小型の魚などまでも、
本来は生き物を販売するノウハウを持たないスーパーの玩具売り場や、
インテリアショップ、生花店などで販売されるようになりました。

ところが、そのような「生物商品」の内容や、販売実態を良く見ていきますと、
そこでの生き物は本来の生活環境から切り離され、
自然の生態とはかけ離れた人工的な生活(生存)様式を強要されて、
本来の寿命から言えば余りにも短い、数週間〜数ヶ月程度の間、
かろうじて生命の維持が可能なだけの状態で販売・飼育・育成されている場合が、
しばしば見受けられるようです。
(そして場合によっては、その数週間の生存すら危ぶまれる場合も…。)

そのような「生物商品」に共通している考え方は、
「生き物を長く、出来るだけ健康な状態で飼い続けるためにはどうしたら良いのか。」
という、“当たり前”の発想ではありません。

「購入者が飽きるまでの短い期間(数週間から数ヶ月程度?)の間、
とりあえず生物が死なずいれば良い。」
という、消耗品的な発想

あるいは、

「販売店へクレームが寄せられない程度のアフターフォローをしておけば、
後はどうなろうと知ったことではない。」
という、“売り逃げ”的な発想なのです。


弊サイトでは、2004年8月、
「ハーミーズクラブ」(潟gミー・2004.06発売)に対するオカヤドカリ愛好家たちの抗議に賛同して、
緊急アピール」のページを公開し、
オカヤドカリを初めとする「生物商品」の「玩具扱い」に反対する意思を表明して来ましたが、
1年経った現在(05年08月)も、残念ながら、根本的な解決には至っていません。
参考:2004年08月公開の「緊急アピール」

それどころか、
オカヤドカリのセット販売がますます一般化し、
オカヤドカリ以外にも同様な“雑貨扱い・消耗品扱い”の「生物商品」が増えるなど、
昨年の「緊急アピール」掲載時の希望とは全く逆の方向に、事態は進展しつつあります。

そこでこのたび、弊サイトでは、あらためて、昨年公開の「緊急アピール」を改訂し、
新たに「継続アピール」として、
生き物を玩具、雑貨、消耗品などと同様に扱い、
その生命の尊厳を軽んじる全ての行為に
反対し続ける呼びかけを掲載することとしました。


弊サイトでは、
生き物を“玩具”“雑貨”“消耗品”扱いする「商品」を販売したり、
それらを無反省に購入して、飼育環境の改善を怠るような行為は、
生き物の飼育・育成とは認めません。

それは生き物(動植物)の生命を、
人間にとって都合が良いだけの“モノ”として、
あるいは“手段”として消費する行為であり、
生き物の
限りある生命を「浪費」する行為です。


限りある命を大切に。
生命の浪費に反対しましょう。



2005.08.15

「放蕩息子の半可通信」
管理者:放蕩息子



 

弊サイトが問題があると考える商品、販売の事例
(各事例についての詳細な説明は、リンク先をご参照下さい。)
 
  注) これらの「事例」は弊サイトの管理者である放蕩息子がこれまでに見聞した中で、個人的に「問題がある」と感じたケース(の一部)に過ぎず、「生き物を玩具、雑貨、消耗品などと同様に扱い、その生命の尊厳を軽んじる行為」の、全てではありません。
また同様に、具体的に例示したこれらの事例についてのみ、特に告発する意図があるわけでもありまぜん。あくまでも「事例」としての提示であることをご理解下さい。
         
               
  長期飼育な不可能な「飼育セット」とオカヤドカリ生体のセット販売 説明      
  小型ガラス瓶内での飼育を前提とした、アカヒレやアベニーパファーの販売 説明      
  “メンテナンスフリーのインテリアグッズ”としてのスカーレットシュリンプの販売 説明      
  長期飼育が不可能な「海水魚入門セット」とカクレクマノミ生体のセット販売 説明      
  薬物採取海水魚や脱色イソギンチャクの販売 説明      
   

などなど

         

 

何が問題なのか/弊サイトが考える問題点
 
     
  注) 個人的には、そもそも、生きた生体を「玩具」や「インテリア」と称して販売すること自体に、極めて強い抵抗感を感じますが、その点を問題にすると、そもそも「“玩具”とは何か?インテリアとは何か?」というような、いわば“形而上学”な論争になりがちです。それでは議論が前に進まず、現実の状況を変えていく力にならないと思いますので(個人的には非常に重要な観点とは思うのものの)、ここではあえて、「問題点」とはしません。ご了承下さい。
     
     
飼育生物の本来の生態や棲息環境を無視している
     
    これらの商品のほとんどは、その商品の同時にセット販売されている生物の本来の生態を無視し、飼育者である人間にのみ都合の良い環境を強制・強要しています。また(商売上は当然のことなのかもしれませんが)、その環境が本来は不自然なもので、当該生物にとって不適切であることが購入者に告知されることは、まずありません。

このように、あまりにも不自然な環境での飼育を、それが当然であるかのように推奨して販売することは、まず当該生物の健康や生命を損なうことになるのはもちろん購入者にとっても、当該生物の自然の生態を学ぶ機会を失わせることになります。当該生物にとっても飼育者にとっても、メリットのない(もしくは少ない)ものです。

     
飼育というよりは、むしろ、「時間を掛けた殺害」である
     
    前述のように、これらの商品が提供する飼育環境のほとんどは、その生物の自然の生態を無視した不自然なものですから、当該生物にとって快適なものではありません。当然、当該生物もその本来の寿命を全うすることが出来ず、適切な飼育環境の場合よりも遥かに短時間の間に死亡してしまう場合がほとんどです。と言うよりも、むしろ、かろうじて数週間〜数ヶ月間程度の間、死なずに生かしておけるだけの、最低限の環境でしかない場合の方が多いでしょう。

そのような環境に置かれた当該生物は、繁殖はおろか、個体成長すら満足には出来ず、徐々に体力を消耗し、各種の病気を発症して弱って行った上で、やがてはその生命力も尽きて死んでいきます。それは一気に殺さないと言うだけのことであって、むしろゆっくりと時間を掛けて殺しているだけだ、と言った方が良いのではないでしょうか。購入者は(本人は気付いていないのかもしれませんが)いわば、自宅の机の上で、その生き物がゆっくりと時間を掛けて死んでいく様子を眺めて愉しんでいるのです。それはあまりにも悪趣味であるし、また恐ろしい光景だとは思いませんか?

     
購入者の知識不足に付け込んだ、いわば“悪徳商法”である
     
    そしてもうひとつ、大きな問題は、これらの問題点が購入者には、まず知らされていないと言うことです。
それらの商品の説明にはしばしば、「手間を掛けずに簡単に飼えます。」などと説明されているのですが、それは言い換えれば、「そう簡単には死にません。」というだけのことに過ぎません。

また実際には、既に生命と健康の維持のためには致命的なダメージを受けているにも関わらず、実際に死亡するまでの間には数週間から数ヶ月の時間が掛かるために、その間に消費者へ販売してしまい、その後の死亡については「飼育方法が適切ではなかったため。」と誤認させて、販売者としての責任を逃れるのも一般的な販売手法です。(その「致命的なダメージ」が消費者の購入前に与えられたものなのか、購入後に与えられたものなのかは、購入した消費者には立証不可能です。)

これらの“カラクリ”は、当該生物の飼育に精通した人間であれば簡単に見破ることが出来るほどお粗末なものなのですが、そのような「生物商品」の販売業者は最初から、当該生物の飼育経験などない、初心者を対象として販売活動をしますので、その商法の“犠牲者”が絶えることがありません。初心者ゆえの無知に付け込んで、情報に精通した人間であれば誰も購入しないような商品(=つまり、それは「欠陥商品」ということですが)を、しかも通常よりもはるかに高い価格で売りつけることもあるのですから、これを“悪徳商法”と言わずして、何を“悪徳商法”と言うのでしょうか。

生き物の命を弄び、無垢な消費者を欺むかなければ成立しないような「商売」は、例えそれが法律には触れていないとしても、企業家としての倫理に反しており、決して許されるとは思えません。

     
自然破壊を誘発する
     
    2003年末にディズニー映画「ファインディング・ニモ」が公開され、空前の「カクレクマノミ飼育ブーム」が起きたことによって、世界各地の海で天然のカクレクマノミやイソギンチャクが乱獲され、自然環境が破壊されたことをご記憶の方も多いことと思います。このページで“問題がある”としている「生物商品」の中には、人工繁殖によって人為的に“生産”された個体が販売されているケースもありますが、その一方、オカヤドカリのように人工繁殖が(現状では)不可能な生体が販売されていたり、カクレクマノミのように、一部に人工繁殖が行われてはいるものの、大部分は自然の海から採取されてきた生体が販売されているものがあります。

これら、「生物商品」が自然個体に依存しているケースでは特に、「生物商品」の無軌道な販売拡大が直ちに、自然の海での乱獲や密漁、自然破壊や種の絶滅に繋がる恐れがあります。また現在、「生物商品」として扱われている種は、従来は商業資源として重視されてこなかった場合がほとんどですので、それらの種の保護、それらの種の生存を保障する自然環境の保護に関しては、現在の法体系の中で十分に整備されておらず、いわば“やりたい放題”となっている場合が少なくありません。

こうした状況を考えれば、特に自然個体に依存している「生物商品」の場合には、その販売が自然環境破壊を誘発する危険性があり、十分な監視が必要です。

こうしたアクアリウム/ペット業界の自然環境破壊に関連して、弊サイト内に「『国際サンゴ礁年2008』に向けての提言」を掲載しました。併せてご覧下さい。(2007.06.19追記)

 

 

弊サイトからの提案とお願い
 



上に見てきたような悪徳な「生物商品」商法が蔓延しているのは、第一義的にはメーカーであり、小売店であり、それらの「商品」を開発、製造、流通、販売している側の問題です。しかしこれらの「商法」を少しずつでも減らしていくためには、我々消費者の側も積極的に正しい知識を備え、意識を高めていくことが重要だと、弊サイトでは考えています。
いかに悪徳な商法であったとしても、その「生物商品」を購入する消費者がいなくならない限り、そしてその商法が法に触れない限りは、販売者側はそのような「生物商品」の販売を止めないからです。「金(かね)」には倫理がないのです。

ですから、弊サイトでは、問題のある「生物商品」等を販売しているメーカー、販売店などに改善を求めていくのは当然ですが、それと同時に、購入者である我々ユーザーに対しても、問題のある商品を安易に購入しないことや、出来るだけ多くの正しい情報を集め、同時に周囲に対しても積極的な啓蒙を行うこと等を求めます。
消費者の無知に付け込み、法律の網目をすり抜けて利益をむさぼろうとするメーカー、販売店を、消費者の包囲網で排除して行きましょう。


− それぞれの皆さんに、弊サイトからの勝手なお願い −

     
「生物商品」の発売元、および流通関係者様へ
     
    “生き物”を“商品”として製造・流通・販売するのであれば、その生物の健康管理や生命の維持は、商品の品質管理・維持に他なりません。「生物商品」の発売元であるメーカーや流通業者の方々は、“商品”である生き物の品質=健康を十分に維持しうる製造ラインの構築、包装の開発と採用、物流体制・物流管理の充実(小売店等への情報提供・教育を含む)を行ってください。それはメーカー、流通業者としての、最低限の責任です。

また、販売する商品がその機能・性能を十分に発揮するためには、顧客に対する十分な情報提供が欠かせないはずです。“商品”である生物が、その所定の“性能”を十分に発揮する=健康に生存することが出来るよう、“商品”の取扱説明書やWEBサイト等を通じて、顧客や見込み客に対して、正確で十分な情報の提供を行って下さい。

その際、消費者・購入者に対して、簡単な飼育セットのみで長期飼育が可能であるかのような誤認を与えてはいけません。「このセットだけでは長期飼育は出来ません。」など、事実に基づいた注意書きを明示するよう求めます。もちろん、見込み客に対するマーケティング・コミュニケーションにおいても、不当表示、誇大広告の疑いのある表現を行わないことが必要です。

消費者を欺き、生物を虐待し、自然環境を破壊して一時的な売り上げ、利益を上げても、これからの時代のブランド強化には繋がりません。むしろより良き企業市民として、社会からの尊敬を得られるよう、発想の転換をお願いします。
     
生物商品を取り扱う販売店様へ
     
    販売店の方々は、まず、自らが取り扱う“商品”が、他に替え難い生命を持った“生き物”であることを十分に認識して下さい。その上で、それぞれの「生物商品」が納入されてから販売が終了するまでの間、健康に生存し続けることが出来るよう、環境整備に努力して下さい。

また、それぞれの「生物商品」の在庫や店頭販売の担当者に対しては、販売店の責任として、十分な教育を実施するよう、お願いします。

さらに、それぞれの「生物商品」の販売に際しては、お客様に対して、“商品”が生命を持った“生き物”であることへの注意を喚起し、その購入・飼育が徒らな虐待に陥ることのないよう、努力して下さい。
     
生物商品をすでに購入した方、飼育・育成している方々へ
     
    まず購入した「商品」が、生命ある“生き物”である事を、十分に認識して下さい。“生き物”の生命は、誰が何と言おうと「玩具」ではなく、「インテリアグッズ」でもなく、まして「消耗品」でもありません。あなた御自身や、あなたのお子さんの生命と何ら変わることのない、大切な生命です。その大切な生命を宿した生き物の健康の維持・増進のために、最大限の努力をお願いします。

特に、「商品」に添付された取扱説明書の内容や、販売店舗からの飼育方法の説明は、それのみでは、情報量も情報の質も、圧倒的に不十分なのが現状です。書籍やWEBサイトその他、出来得る限りの手段を用いて、飼育生物を健康に、長生きさせるための情報を集め、勉強して下さい。
生き物を飼育し始めたのであれば、その生き物の生態や飼育方法に関して勉強するのは、飼育者としての義務であり、その義務を怠ることは、積極的な意図のある・なしに関わらず、やはり飼育生体を虐待していることになります。

またもし万が一、飼育中の個体が病気になってしまったり、死亡してしまったりしても、安易に「買い換えれば良い」「買い足せば良い」あるいは「これで飼育を止めてしまえば良い」などとは考えないで下さい。全ての生命には“掛け替え”はありません。飼育生体の健康が維持できなかったことや、飼育生体の生命が失われたことに関して、飼育者としての責任を考え、十分に反省して下さい。その上で、病気や死亡の原因の究明に努力し、以後の教訓とするようにお願いします。

また、「生物商品」の飼育・育成中に自分自身で得た新しい知識、知見があれば、WEBなどを通じて広く世間に発表し、同好の飼育者・育成者の参考となるよう、心がけましょう。飼育者・育成者同士の活発な情報交換によって、飼育・育成技術の向上に貢献しましょう。
     
これから「飼おう」「買おう」と考えている方たちへ
     
    メーカー、販売店側の一方的な宣伝文やセールストークのみを信じて、安易に飼育を始めないようにしましょう。相手は生き物です。「メンテナンスフリー」で簡単に飼える生き物などいないのです。どんな生き物であろうと、飼育や育成に当たっては、十分な知識と相応の器具・設備や、事前の準備が必要です。

「商品」を購入したいと思ったならば、事前にWEBサイトその他を通じて十分に情報を集め、育成・飼育の難易度を慎重に判断して下さい。絶対に「衝動買い」をしてはいけません。何等の事前勉強もせず、いきなり「商品」を購入して、後になって「こんなものとは思わなかった。」と言うのは、購入者もまた無責任のそしりを免れません。
     
店頭で生物商品に接触した方々、およびその他の方々へ
     
    店頭で各種の「生物商品」を見つけたら、とにかくまずは良く見て、観察して下さい。そしてそれらが紛れもない「生き物」であることを認識したら、次には自分自身が売られている「生き物」になったつもりで、飼育環境が適切なのかどうか、考えてみて下さい。

そしてもし、その飼育環境が不適切だと感じることがあったなら、何らかの手段で、不快である旨の意思表明をしていただよう、お願いします。販売店舗にクレームを入れたり、あるいは改善要求を出せるのであれば理想的ですが、そこまでしなくても構いません。最悪、店頭で眉を顰めるだけでも構いません。とにかく、「お金が儲かる」と言うことだけで安易に生き物を売ったり、興味本位で衝動買いをしたりすることが、少しでもやりにくさせる雰囲気を作ることが必要です。

さらに可能であれば、そのような「生物商品」が過酷な環境で売られたり、買われたりしていることを、日常の話題に取り上げて、周囲の方へ注意喚起して下さい。このページで紹介している「参考サイト」などを中心に、BBSへの書き込みや署名などの活動に参加していただければ、これ以上望ましいことはありません。
そうした活動によって少しずつでも、「商品生物」の不当な扱いや、虐待に対して社会的な監視を強めて行きましょう。
     
生物商品を題材として取り上げるマスコミ・報道関係の方々へ
     
    「生物商品」の製造・販売者側の立場のみに偏った報道に陥らないで下さい。「生物商品」の販売を単純に、“話題の新商品・話題の新ビジネス”としての側面からのみ取り上げるのでは、「社会の木鐸」としての報道機関の役割を果たすことは出来ません。そこに多くの問題点があることを見逃さず、社会全体に対する警鐘を鳴らして下さい。

また、「生物商品」の販売やそれに関する報道を行う際には、報道の意図には関わらず、その報道が契機となって生物の乱獲や虐待が行われる危険性があります。(「報道」によるものではありませんが、映画「ニモ」の公開を契機にクマノミの“乱獲騒ぎ”が起きたことを考えれば、その危険性は十分に想像できます。)
マスコミ・報道機関はその影響力の大きさを十分に認識し、報道に当たっては、その報道が徒な扇動とならないように、十分な配慮をお願いします。
     

 

参考サイト/関連サイト
 


「生物商品」のあまりにも酷い販売状況を目の前にして、既に数多くのWEBサイトで問題提起がなされ、オンライン署名などの活動が展開されています。
それぞれのサイトは弊サイトとは考え方も異なり、対象とする生物の範囲や、活動の方針・目的も異なっていますが、生き物の生命を尊重し、“玩具扱い”“インテリア扱い”“消耗品扱い”に反対する事では共通しています。
このページをご覧頂いてご興味を抱かれた方は是非、下記の参考サイト/関連サイトもご覧下さい。その上で、それぞれにお考えいただき、それぞれに出来る範囲で、出来るだけの活動をしていただきたいと考えます。

   
オカヤドカリ関連
 
         

(ハートミットクラブ)
    日本のオカヤドカリ飼育者の“総本山”、とれもろさんのサイト。我が国のオカヤドカリ飼育情報の全てが、ここにあります。
2004年夏からいち早く、オカヤドカリの“玩具扱い”の問題を取り上げ、反対を訴え続けています。
         
    てとらさんが立ち上げたオカヤドカリ問題を訴えるためのキャンペーンサイト。
トミーやマルカンの製品の問題点が、分かりやすくまとめられています。
親サイトは「おかやどかリウム」。
         

(オカヤドカリをカプセルに詰めて売るのを止めてください!!)
    “オカヤドカリのパック詰め”販売の中止と、オカヤドカリ保護のための措置を求めるオンライン署名簿。
TOMY, マルカン, 国・文化庁に対して要求しています。
親サイトは遠く海の向うから問題提起する、「おもちゃのTOMYによるオカヤドカリ(国指定天然記念物)の「製品化」に反対します」、および「そおふう's @でん@でん 牧場
         
    「ハートミットクラブ」同様、2004年時点から問題提起を続けている、波風さんのサイト。
既に「ハーミーズクラブ」などの「生物商品」を購入してしまった方にとって非常に参考になる飼育情報なども掲載されています。
         
   
十脚目全般
 
         

(十脚目通信)
    生態や飼育に関する情報量が少ないため、玩具の様に扱われがちな十脚目(エビ、ヤドカリ、カニ)の保護のために、情報発信するサイト。
MLや会員制BBSなどを通じて、正しい知識の普及に努めると共に、独自の調査活動などを計画しています。
         
プアっすプアっすWeblog     エビ、カニ、ヤドカリからアライグマまで(?)、幅広く問題提起するプアマリナさんのサイト。
「十脚目通信」代表者によるブログです。
         
   
生物全般
 
         
    動植物の生命の尊厳を軽視する行為に対して問題提起し、改善を申し入れてこうというサイト。
対象は特定の種・事例に絞らず、動物全般に対して幅広く問題提起しています。
トップページは「Time of The Eternity V」。
         
   

 

弊サイトは、
オカヤドカリ、カクレクマノミその他の生物の販売や飼育自体は、
全く否定しません。

ただし、仮にも命ある生き物を販売・飼育しようとする場合には、
(製造・)流通・販売・飼育の各段階において最低限、
その生物の健康を維持し得る環境が提供されており、
商品生物に対する不当な虐待が回避されている必要があると考えています。

そして弊サイトでは、
そのような必要最低限の環境が提供されていない状態に対して反対の意見を表明し、
販売・飼育環境の改善に向けて、関係者の全員が努力する事を求めます。

このページをご覧頂いて、
弊サイトの主張に少しでも賛同出来るものがあるとお感じになる方は、
是非一度、上記の「関連WEBサイト/参考WEBサイト」などもご覧いだき、
ご自身でよくお考え下さい。
そしてご自分のできる事から少しずつ、事態の改善に向けて活動して下さい。

多くは望みません。

併サイトでは、
このページや関連サイトをご覧いただき、
生き物の“玩具扱い”“消耗品扱い”について、ご自身の問題として考えていただくだけでも、
またご家族や、特にお子さんにお話いただくだけでも、
立派な“活動”のひとつであると考えます。

出来る事から少しずつ。
よろしくお願いします。

 

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