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HP作成者が創作した「おはなし」のページです。

(残念ながら私の放蕩の足跡ではないのであしからず。笑)

 

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− ごあいさつ −

20世紀ももうすぐ終わろうとしていた頃、
私の海水魚飼育の「心の師」であるプアマリナさんが、
「虹の海の童話集」という、
素晴らしい童話のホームページを立ち上げました。

それをきっかけに(?)、「やどかり研究所」の研究員たちの間で、
童話(のような、そうでないようなお話。笑)を創作することが流行して、
私も二編の作品を投稿しました。
(「女子衆と海の神さん」「海の王様」)

このページでは、私が自分のホームページを持ったのを良い機会として、
その時の二作品を始めとする、私が作った「お話」を掲載(一部再掲載)します。

プロではないし、創作の訓練はしていないし、
読んで面白いものかどうかは保証できかねますが、
ゴクツブシサラリーマンの脳内から産み出された世迷言、
興味のある方は読んでいただいて、
少しでも楽しんでいただければ、作者として無上の喜びです。

 

* * * * * * * * * * *  作 品 リ ス ト  * * * * * * * * * * *

作品No. 1 女子衆と海の神さん
作品No. 2 海の王様
作品No. 3 桜海老
作品No. 4 お天道様と海老
作品No. 5 母子蜘蛛
作品No. 6 二匹の魚
作品No. 7 三保の岬
作品No. 8 幸福の兵士
作品No. 9 きーくんのパパと、がまたさん
 作品No. 10  

作品No.11は、ただいまダラダラ製作中?
(21世紀中には発表予定…笑)

番外No. 1 ともだち ほしいな by きーくん(小2)
番外No. 2 ぺんぎん とことこ by きーくん(小2)
番外No. 3 かえるくん がんばれ! by きーくん(小2)

※「番外編」は、ホームページ製作者の子供(1996年生)の作品です。

 

* * * * * * * * * * * *  創 作 方 針  * * * * * * * * * * * *

 

イメージとしては、他に何の娯楽もなかった時代(中世以前)に、
農作業や漁労などから帰ってきた農民、漁民が、
囲炉裏や焚き火などを囲みながら、子供もいっしょに、
話上手な老婆や親爺から、嘘か真かわからない昔話を聞く、
そんな「お話」を作れたらと嬉しいと思っています。

1.大人が読んでも楽しめるものを書く

一応、子供の読者も想定しますが、いわゆる「こどもだまし」は嫌いなので、むしろ「子供が聞いても面白い」ものになれば、と思う次第です。
 

2.文章や漢字を子供に合わせることはしない

それゆえ、子供には(もしかしたら大人にも)分からない言葉や漢字が出てくるかもしれません。
でもその時は、親が教えてやれば良い。分からなかったら親も調べろ。そんな気持ちです。
 

3.「エロ・グロ・ナンセンス」はOK

明治時代以降、現代まで続いている妙ちきりんな道徳教育が行われる以前の民間説話は、「エロ・グロ・ナンセンス」だらけでした。だってその方が面白いんだもん(笑)。
でも、「その方が面白いから」という理由だけではなくて、私の「お話」の中にはどこかひとつ必ず、「エロ・グロ・ナンセンス」を入れたいと思っています。
なぜならそうした「エロ・グロ・ナンセンス」こそが、人間の想像力を豊かにして、困難な現実にも道を間違わずに生きゆく力を養ってくれるのではないか、と、考えているからです。
「闇」があるから「光」があるのであって、「闇」をなくしてしまえば「光」もまた消えてしまう、と、私は考えています。
 

4.テーマなんてなくても良い

「何か言いたいことがあってお話に書く」というのは、個人的には「ちょっと違うなー。」と思っています。
「言いたいこと」を伝えるためにわざわざ「お話」を作るくらいなら、その「言いたいこと」をちゃんと文章にして発表すれば良いじゃん?
と思うからです。

そうではなくて、「お話」の中にいろんな「隠し扉」みたいなものが出来て、その「扉」は読む人が勝手に開けてもらう。
(もしかしたらその「扉」自体、読む人に作ってもらう。)
だから読んだ人によって、呼んだ感想も違えば、そこから何を考えるかも全然違う。
そんな「お話」が出来れば最高だと思うのです。

もちろん、文章に書くくらいなので、私個人の「動機」はあります。
でも私がなぜ、そんな文章を書くのか、そんな文章にするのか、自分でも良く分からないのが「創作」というものではないでしょうか。
だから国語の授業で良くやるような、「この作者は何を言いたいのでしょう?」という問題を出して、その回答に〇×を付けさせるような、そんな「お話」はゴメンです。
(もちろん私の「お話」を読んで、あなたが何を感じたか、は大切なことです。)
 

5.世間一般的な「道徳性」にはこだわらな

上記の1〜4の方針に従えば、私の作る「お話」は、いわゆる、今現在の日本国の「道徳性」の枠をはみ出してしまいがちです。
ただ、作者本人にとってはどれも極めて道徳的な話であり、登場人物であると思うところはあります。

ですから私の「お話」を読んで、「道徳的でないな」と感じたとしたなら、それは私の「道徳」と、あなたの「道徳」が違っているだけのことです。

以上が私の創作方針です。
ま、こんなもん、聞いても何の役にも立ちませんけどね(笑)。

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